合気=愛=他人への気遣い・優しさ

北海道ツアー、宗家先生が繰り返し我々に説かれていた言葉が頭のなかから離れなくて神戸に帰ってからもずっと考えてたんですが、その意味合いがだんだんと腑に落ちてきました。

 

「相手と一緒に稽古するときは、常に相手のことを考えてやれ。相手には仕事があれば家族や恋人がいるだろう。もし稽古中に怪我でもしたら、相手も自分も嫌な思いをする。仕事にも支障をきたすだろうし、日常生活にも影響が出る。お互いにいいことなんか一つもないだろ?だから技をかけて相手が痛がってるようじゃ、まだまだなんだ。本物の合気というのは痛くないんだよ。むしろ気持ちいいぐらいだ。それはな、技に愛があるからなんだ(笑)。」

 

この言葉がね、ズシン!と心に響いたわけです。確かに宗家の円熟した合気の技は本当に痛くない。それどころか、笑いが出てしまう。これが受けた人じゃないと分からんでしょうが、ホント凄いんですよ。深いなと。深すぎるなと。自分もここを目指したいなと。

 

それに宗家ご自身が非常に気遣いの出来る方で、地方から演武会に来られる全ての人に対して目配りと心配りが行き届いているんですね。端から端まで声かけて回っておられるし(ビール付きですが・笑)、それが適当な愛想などではなく心からもてなしておられる。それをつぶさに観察してて、改めてなんて器の大きい方なんだと感服した次第です。

 

合気は愛なんだと。そしてそれは道場の中だけの話じゃなく、日常生活全てにおいて、人間関係全てにおいて当てはまることなんだと。他人への気遣いが出来る人ってのは確かに「先をとる」ことに長けてます。特に大東流においては「先をとる」ことが第一の要点でありますから、相手が思うその前に手を差し伸べることが出来るというか、例えば先生や先輩はもちろん、同輩も含めて、横にいる人の飲んだお茶の湯呑みが空になったら、すかさず、さりげなくお茶を注ぐことが出来る人……..食べ終わったら、さっと爪楊枝を前に置ける人……細かいこと言いますが、こういう普段の細やかな気配りが出来る人って合気に向いているんじゃないかな~と思います。

 

 

う~ん、やはり合気の世界は奥深い!

第36代武田時宗宗家在りし日の勇姿

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